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株、FX初心者サラリーマンの投資苦戦記 > 株、FX初心者サラリーマンの投資記録

FX初心者が気づいた、指標の使い方2

 前回のブログ記事では、FXデイトレードに役立つ指標の1つポリンジャーバンドを使ったポジション取りについて書きました(前回のブログ記事「FX初心者が気づいた、指標の使い方1−2」はこちら)。今回はFXデイトレードをする中で、押し目買い、戻り売りを行う場合に役立つ指標について書こうと思います。

 為替レートが上昇あるいは下落トレンドの形成している場合、為替レートが直線的に上がり続けたり、下がり続けることはありません。どこかで必ず一旦調整の押し(上昇トレンドの中の一時的な下落)や戻り(下降トレンドの中の一時的な上昇)が入り、その後に再びトレンドに沿った上昇あるいは下落が進行していきます。ですから、チャート上でトレンドが明確に現れているときは、押し目や戻りは絶好のポジション取りのタイミングとなります。

 しかし、どの程度の値幅の押しや戻りが入ったら、ポジション取りをするのかが問題です。この押し目や戻りの目処として広く使われている指標にフィボナッチ指数があります。具体的な数値を言うと0.382と0.618です。これらの数値はいわゆる黄金比となる数値の組み合わせです。これらの数値に0.5を加えた3つの指数が押しや戻りの目安になります。

 具体的なFXトレードの例で説明すると、例えばドル円の為替レートが上昇トレンドにある状態で、ドルが118円丁度まで上昇したところで一旦上昇が止まり調整(一時的な下落)に入ったとします。118円が直近の高値になります。この高値から時間をさかのぼっていくと、どこかで押し目かあるいは底値に当たるはずです。ここが直近の安値になります。直近の安値が117.50円だったとします。そうすると直近の安値から直近の高値まで値幅50銭の上昇があったことになります。118円の高値から調整で下がる目処をフィボナッチ指数で計算すると、50銭×0.382=19銭、50銭×0.5=25銭、50銭×0.618=31銭の3つの数値が出てきます。つまり、118円からこれらの値を引いた、117.81円、117.75円、117.69円が調整で下がる為替レートの目安になります。

 下落トレンドでの戻りの目処も上記を逆さまにして同様に計算します。直近の安値と高値の差にフィボナッチ指数を掛けて、それらの数値を安値に加えれば、戻りで為替レートが上昇する目安が計算できます。

 実際FXデイトレードでチャートを見ていると、これらの3水準のどこかで押しや戻りが止まることが多いです。それだけFXを行っている人の多くが、これらの指数を目安にトレードをしていることを示しています。

 実際のトレードではチャートにこれら押し、戻りの目安になる3水準の罫線を引いて、ポジション取りのタイミングを計ることになります。チャートに罫線を3本引いてみると、直近の高値安値の中間点±数銭のところにゾーンが作られたようなに見えます。チャート上でローソク足がこのゾーンに上から突っ込んできたら押し目買いのチャンス、下から突っ込んできたら戻り売りのチャンスとなります。

 ただし、チャンスとなるのは直近の高値安値からローソク足が勢い良くこのゾーンに突っ込んできた場合です。トレンドがしっかりできているときは、調整にあまり長い時間が掛かりません。直近の高値安値から5分足で10本も掛からずにこのゾーンに入ってきます。逆に2、3時間掛けてローソク足がゆっくりこのゾーンに入ってきた場合は、このゾーン近辺で為替レートが膠着状態に突入したり、ゾーンを突破してそれまでと逆のトレンドに変化してしまうことがよくあります。こうなると下手なポジション取りはできません。ですから押し目買いや戻り売りでは為替レートの動きの速さに注意する必要があります。

 また、上昇や下落トレンドの勢いが強いと、押しや戻りが浅過ぎてこのゾーンまでローソク足が入らずに上昇下落が続くことも良くあります。この場合はフィボナッチ指数は使えませんので、単純に調整後に直近の高値を超えたところで買い、直近の安値を割ったところで売りと言った感じでポジション取りをすれば良いと思います。

 ポジション取りした後の決済のタイミングですが、これも為替レートの動く勢いによって変わってきます。押しや戻りの勢いと同じくらいの勢いで為替レートが上昇、下落していけば、直近の高値安値付近までは高い確率で行きますので、直近の高値安値を目安に決済すればいいと思います。決済後もトレンドの勢いが続くようなら、何回もポジション取りするチャンスがありますので、次のポジション取りの準備に入ります。

 ポジション取りした後、上昇下落トレンドに戻る勢いが弱いときは、あまり粘らずに30分くらい様子を見て適当に決済した方が無難です。1時間も2時間も粘るとトレンドが変化して決済し難くなることがよくあるからです。

 あと、いつものことですが、ポジション取りしたら、いつでもロスカットできるように準備することを忘れないでください。トレンドが出来ているとは言っても、ポジション取りした後もトレンドが継続する保証はありませんからね。

 以上、押し目買い、戻り売りの目安に使うフィボナッチ指数について説明しました。次回もFXデイトレードに役立つポイントについて書こうと思います。

今日はここまで。





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