前回の記事ではゴールデンウィーク後の株価暴落時の株取引状況について書きました(前回のブログ記事「株投資の悲劇第2弾」はこちら)。ゴールデンウィーク後からの株投資の失敗を振り返ると、失敗した大きなな要因は1点になります。ずばり証券アナリストの言葉を信用したことです。
証券アナリストの言うことは株式市場の状況の変化によってころころ変わって行きます。我々株取引の初心者に比べて多くの情報を持ち、テクニカル分析を駆使して株価の動向を予測する彼らでも、1ヶ月先の株価水準を正確に予測することは出来ないのです。
今思えば、日経平均株価が17000円を割り込んで窓あけして16600円まで下がった5/12時点で危ないと判断してロスカットしていれば、不安を抱えずにもっと気楽に、そして冷静にこの株価の下落を眺めていることができたでしょう。
実際4/28に株を買って少し株価が上がったときは買値を割ったらロスカットして株を処分しようと心に決めていたのですからその通りにしていれば良かったのです。そして14000円台の安値で株を買い戻していれば今頃左うちわで利益確定のタイミングを計っていたでしょう。
すべてはアナリストを信用して自分の判断で株取引をしなかったことが失敗の原因です。まあ、アナリストの言う通りに株式相場が動いていったら誰も株で損をしないわけで、こんな単純なことがわからなかった自分がバカだったということです。
もしも、自分で株を買うタイミングと利益確定あるいはロスカットするタイミングを判断して株取引をしていたなら、たとえ取引で失敗しても判断の基準を改善しながら取引を繰り返していくことで、株取引の成功率は将来的には上がって行くでしょう。しかし、他人の予測に従って株取引していては、取引で失敗した時にその失敗から学ぶことは何もありません。なぜなら、株価を予想をした人の判断のプロセスがわからないからです。
この株取引の失敗から得た教訓は「他人の情報に振り回されず、自分で判断を!」です。
ここまでの2回の株取引での失敗を経験して、株式相場の難しさ、特に株価予測の情報の危うさを身に染みて感じております。株相場を読むにはよくファンダメンタルズ(経済関連の基本情報)とテクニカル分析が重要と言いますが、これら2つを熟知しているアナリストたちの株価予測がことごとく外れのを見ると、生き物のような現実の株価の値動きを予測するのは至難の業のように思われます。
このような予想の難しい株相場の値動きに対して、我々株投資の初心者は取引の判断の拠り所が無いため、どうしても周りからの株価予想の情報に頼ってしまいます。しかし、この予測情報にだけ頼った状態を脱却しない限り、情報に振り回され続けて株投資から安定した収益を上げることは永久にできないことを、私は実際の株取引の失敗から実感として感じようになってきました。自分の判断の下に株取引を行った経験から取引の判断の基準を決め、相場観を確立して行く以外に株投資で利益を安定して出してゆく方法は無いと思います。
先の読めない株相場に投資初心者がどう挑んで行くか現在思案の真っ最中です。最近この方法なら初心でも利益を出せるのではという方法が見えてきています。それについては追々お話していこうと思います。
さて、次回は7月から始めたFXについてお話しようと思います。