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株投資の失敗で得た最初の教訓

 前回までのブログ記事では仕手株に手を出し、ライブドア事件で大損した話を書きました(前回のブログ記事「株投資での最初の失敗」はこちら)。今回のブログ記事ではこの一連の株取引の総括です。この時の株取引で失敗した原因には2つあります。

このときの株取引で失敗した原因の1つは仕手株に手を出してしまったことです。仕手株の株価の動きははっきり言って読めません。すべて仕手筋の都合で仕掛けるタイミングが決まってしまうので、いつ株価が動くかわからないのです。仕手株サイトに出てくる情報は全くあてになりませんし、情報が本当であったとしてもライブドア事件のようなことで地合が悪化すると仕手筋が撤退したりで株価は急落です。

この時期の仕手株は日経平均株価に釣られて、大して業績が良くないのに株価が上がっていたものが多く、一度株価が下がり出すと一気に急落し、その後も株価が低いまま回復しないケースがかなり多かったです(株価が高値時の1/2以下なんてのいっぱいありました)。はっきり言って仕手株で儲けるのは宝くじを買うようなものです。ですから堅実に株で資産運用をしようと思ったら仕手株に手を出すのは止めた方が無難です(仕手筋の知り合いが居れば別ですが)。

このときの株取引で失敗した原因のもう1つはライブドア事件後の処理のまずさです。ライブドア事件で株価が下がってしまったことは運が悪かったということでどうしようもないですが、株価が下がってからのロスカットをもっと早くやっていればここまでの損失は無かったはずです。結局、どこまで株価が下がったら株を処分するかの基準を決めていなかったことと、取引で損することを恐れて株価が戻るのを待ってしまったことが大きな損失を作ってしまった一番の原因です。この失敗は株取引の初心者が必ずやってしまう失敗です。

ロスカットの必要性は株の本などを読んで頭ではわかっていても実行は難しく、投資初心者の場合は今回のように実際に大損を経験しないと実感として理解できないものです。「仕手株情報に振り回されるな!」、「ロスカットは絶対実行!」。高い授業料を払って株取引から得た最初の投資に必要な教訓です。

 3月半ばから日経平均株価は再び回復に向かいます。その後の株取引については次回書きます。





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