前回のブログ記事では、FX取引を始めてみて感じたデイトレードの面白さについて書きました(前回のブログ記事「FXの面白さ発見」はこちら)。今回はFXのデイトレードでやってしまった失敗について書こうと思います。
FXを始めたばかりのときはまず取引額をどの程度に設定してよいのか迷いました。私がFX口座を開設した業者はレバレッジ200倍ですので10万ドルの取引でも6万円の証拠金があれば取引できます。
ちなみにFX業者が設定している強制ロスカットラインは証拠金の引き出し可能額ゼロになったとき、すなわち新規のポジションが持てなくなった時点で強制的にポジションがクローズされます。
10万ドル、日本円で約1200万円レベルの取引がたった6万円でできるというのは株では考えられないことでした。また、10万ドルの取引ならたったドルが10銭(ドルの値段のたった0.1%弱)動いただけで1万円の利益(投資金6万円の約17%の利益)が出るわけですから取引としてはかなり魅力的です。
ただし、ドルが自分の予想と逆に10銭動けばすぐに1万円の損がでてしまうわけですからFXは怖い取引でもあります。ですから考えられるFX取引の仕方としては、高いレバレッジの利点を活かして小さい値幅で繰り返し利益を取っていくか、多少の大きく値が動いても耐えられるようにレバレッジを下げて(証拠金を増やすか売買の枚数を少なめにする)値動きをみながら決済タイミングを探るかのどちらかです。
私が選んだの前者です。本番のFX取引の前に1週間程デモ取引をしてみたのですが、売買ポジションを持った後に長時間値動きを監視するのはかなり疲れましたので後者は却下しました。FXのデイトレードではポジションを持つ前の気楽な状態で値動きを見ながら、ここぞというときにポジションを取ってすぐに決済する方が断然楽です。
そういうことで最初FX取引では1回当たり10万ドル、10銭動いたら決済(利益確定もロスカットも)と決めて取引を始めました。実際FX取引をやってみると最初のうちは値動きの速さになかなか付いてゆく行けず、利益確定もロスカットもちょっと遅れ気味になってしまいました。
利益確定の方は多少遅れても問題ないのですが、ロスカットの方はタイミングが遅れると株と一緒で戻りを期待して気分的に決済し難くなるので厄介です。
そこでロスカットの方は逆指値を入れて自動的に行うようにしたのですが、これが結構うまくいかないことがあるのです。どういうことかと言うと、為替の値動きを見ているとたまにノイズのような瞬間的な値の跳ね上がりや急落があり、それによって決済されてしまうことがあるのです。1秒にも満たない短い時間に値が大きく動いてすぐに元の値に戻るという現象です。
これはシステムの問題のように思うのですが、利益確定のタイミングを狙っているときにこのノイズが悪い方向に起こると、逆指値を入れていた場合、自動的にロスカットされて一転して損失が確定してしまいます。
こういうことが何度もあったので、現在のFX取引では逆指値は入れずに自分でロスカットするようにしています。慣れてくると問題無くできるようになります。
あと最初に決めた取引金額10万ドルですが実際に取引してみると、私にとっては大き過ぎるようです。どうしてもロスカットに意識が行き過ぎて利益確定が早くなってしまうのです。
ポジションを持っていないときは余裕で10銭動くのを見ていられるのに、10万ドルのポジションを取った後は2〜3銭位動くと怖くですぐに決済したくなってしまうのです。これでは効率が悪いです。
そういうことで今は取引金額を5万ドルにして取引しています。これなら10銭のロスカットでも5000円の損ですから、普段やっているパチスロと同じような金銭感覚で取引できますので、値動きをみる余裕が出来ます。
まだまだ、いろいろ失敗があるのですが長くなるので次回のブログ記事でまた書きます。