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FX初心者が気づいた、指標の使い方1−2

 前回のブログ記事では、FXデイトレードに役立つ指標の1つポリンジャーバンドの内容について書きました(前回のブログ記事「FX初心者が気づいた、指標の使い方1」はこちら)。今回はポリンジャーバンドを使ってどのようにポジション取りするかについて書こうと思います。

 前回のブログ記事でも書きましたが、ポリンジャーバンドの基本的な使い方は+2σラインにローソク足がタッチしたり突き抜けたら売り、逆にー2σラインにローソク足がタッチしたり突き抜けたら買いでした。しかし、単純にこのような使い方をしてもFXデイトレードではうまく行かないことが多いです。

 ポリンジャーバンドは過去の一定数のローソク足の終値のばらつき幅を示しているに過ぎません。このため、それまでの為替レートのトレンドが新しいトレンドへと変化するときは、為替レートが簡単に2σラインを突破してしまい、突破した方向へぐんぐん伸びていきます。ですから、為替レートが2σラインを突破した後、なかなか反転してきません。

 したがって2σラインにローソク足がタッチしたときのポジション取りは、それまでのトレンドが継続しているのか、トレンドが変化したのかを判断して決める必要があります。トレンドの変化を見極めるのに役にたつのがバンド幅です。ここで言うバンド幅とは、+2σラインとー2σライン間の幅のことです。ポリンジャーバンドを表示したチャートを眺めていると、トレンドが変化した時にバンド幅が変化することに気づきます。

 具体的に言うと、為替レートの値動きが膠着した状態から上昇あるいは下降トレンドへ変化すると、バンド幅が広がります。また、上昇あるいは下降トレンドが終わり、為替レートが反転してくると、バンド幅は狭まってきます。私がドル円のデイトレードでいつも使っている5分足チャートの20本移動平均線に対応するポリンジャーバンドでは、為替レートが膠着した状態ではバンド幅が10〜20銭くらいで推移しています。そして為替レートのトレンドが変化して上昇あるいは下落する場合は、バンド幅が30を超えて50〜60銭くらいまで広がります。

 このバンド幅を目安にするとポジション取りの判断ができます。例えば上の5分足20本の場合で言うと、ローソク足が+2σラインにタッチした場合にバンド幅20銭以下なら、それまでの膠着状態がまだ継続していると判断して、売りポジションを持った方が勝率が高くなります。バンド幅が30銭を超えているなら、上昇トレンドへ変化した可能性が高くのなるので買いポジションを持った方が勝率が高くなります。ローソク足が−2σラインへタッチした場合はこれらの逆のポジション取りをすれば良いことになります。

 バンド幅が20銭以下の膠着状態は、以前の記事でも書きましたが出来れば取引をしない方が良い状況です(以前のブログ記事「FX初心者が気づいた、取引に役立つポイント2」はこちら)。取引を開始した時点で、ローソク足が2σラインのすぐ近くまで来ていればいいですが、ローソク足が2σラインから離れたところから取引を始めると、ローソク足が2σラインにタッチするまで何時間も待たされることがよくあります。長時間チャートを監視していると疲れてしまいますので、こんなときはFXはやらずに別のことに時間を有効に使った方がいいです。

 また、運良く取引開始からすぐポジション取り出来た場合も、ローソク足が+2σラインからー2σラインまで(あるいはー2σラインから+2σラインまで)目一杯値幅を取って決済しようなどと考えず、20〜30分様子を見て適当に決済した方が無難です。目一杯値幅を取ろうとするとやはり長時間待たされることが多いですし、待っているうちに為替レートが再反転して結局利益が無くなるなんてことがよくありますからね。

 ローソク足が2σラインにタッチした時のバンド幅が20〜30銭のときは判断が難しいです。このときはタッチした後、ローソク足3、4本の様子を見て、そのまま為替レートが上昇あるいは下落し続けるのか、反転してくるのか確認してからポジションを取るのが良いと思います。

 うまくトレンドの変化に乗れたときは、概ねローソク足が2σラインにタッチしたまま上昇あるいは下落していきます。ローソク足が2σライン付近にある間はポジションキープで決済のタイミングを計ります。決済のタイミングはローソク足が接触して2σラインの反対の2σライン(+2σラインにタッチしているときはー2σライン、ー2σラインにタッチしているときは+2σライン)がピークあるいはボトムを形成したときです。この時点で一旦上昇あるいは下落が止まります。

 以上、ポリンジャーバンドを使ったFXデイトレードでのポジション取りについて書きました。今回書いた内容は、私がドル円のデイトレードで、5分足20本のポリンジャーバンドを使っていて気づいたことを書いています。他の通貨ペア、足幅、足本数では判断の基準となるバンド幅は変わると思いますので、この方法で取引される方は各自バンド幅の変化を確認してみてください。また、今回書いた方法でポジション取りしても、いつもうまくいくわけではありませんので、ポジション取りした後は必ずロスカットの準備をしてください。

 さて、今回の方法でうまくトレンドの変化に乗り決済できた後は、逆ポジションを取るよりも、押し目買いや戻り売りをした方が利益が取り易いです。次回のブログ記事では押し目買いや戻り売りのタイミングを計る指標について書こうと思います。

 今日はここまで。





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