前回のブログ記事ではFXを始めてから気づいた、デイトレードしない方がよい値動きのケースについて書きました(前回のブログ記事「FX取引に役立つポイント2」はこちら)。今回もFX取引にちょっと役に立つポイントについて書こうと思います。
私は現在2つのFX取引業者に口座を持っています。FX取引中はいつも2つのFX業者のサイトを開いて取引しています。2つFX業者の為替レートを比べてみると、気づくことが2つあります。
まず1つがFX業者間で為替レートが違うことです。スプレッドもFX業者間で多少違います。スプレッドは狭いに超したことはありませんが、為替レートが高いか安いかはFXの取引自体には関係ありませんので、この点はあまり重要ではありません。
重要なのは気づいたことのもう1点の方です。為替レートが動くタイミングにFX業者間でずれが生じることがあるのです。いつもタイミングがずれるわけではありませんが、日によって一方のFX業者の為替レートが動くタイミングが異常に遅いときがあります。片方のFX業者の為替レートが大きく動き出して5秒後くらいしてからもう一方のFX業者の為替レートが動いたりします。
これはそのFX業者のシステムの問題だと思うのですが、為替レートの動きにFX業者間でタイムラグが生じているときはFX取引のチャンスです。なぜかというと片方のFX業者の為替レートがスプレッド以上に大きく上がり出した(あるいは下げ出した)ときに、まだ為替レートが動いていないもう一方のFX業者に買い注文(あるいは売り注文)を出せば、注文が約定した後に為替レートが大きく動いてすぐに含み益が出るからです。決済のタイミングも先に為替レートが動くFX業者の値動きを見て簡単に決められます。
このタイムラグは短い日もあれば長い日もあるので、いつもこの方法が使えるわけではありませんが、毎日FX取引していると月に何度かタイムラグが長いチャンスの日があります。ですから、これからFXでデイトレードを始めようとしている初心者の方、1つの業者だけでデイトレードしている方には、是非2つ以上の業者に口座を開くことをお進めします。口座はいくつ開いてもただですから。
実際のFX取引は為替レートが先に動くFX業者のサイトでは、リアルタイムチャートを開いて値動きを視覚的に察知できるようにします。また、遅れて為替レートが動くFX業者のサイトでは、注文画面を開いてポジションを持つ枚数をあらかじめ入力して置きます。為替レートが動いたらすぐに成り行きで注文です。タイムラグがあるといっても数秒ですから、値動きを察知してすぐに注文を出すことが重要です。
今日はここまで。次回もFXのデイトレードに役立つポイントについて書きたいと思います。