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FX初心者が気づいた、指標の使い方1

 前回のブログ記事では、FX業者間のレート変動タイムラグに着目したFXデイトレードの有効性について書きました(前回のブログ記事「FX取引に役立つポイント3」はこちら)。今回はFXデイトレードで役に立つ指標について書こうと思います。

 FXや株で、相場の動きを予測するのに使用する指標には様々なものがあります。チャート分析に使用される主な指標には、移動平均線に代表されるトレンド系指標、RSIやMACDなどのオシレーター系指標、ボリュームレシオなどの出来高系指標があります。

 とにかく指標は何種類もあるので、FX取引にどの指標を使ってチャートを分析するのが良いか迷ってしまいます。私の場合、FXでは5分足チャートを見ながら短時間の売買を繰り返し行いますので、比較的短時間でトレンドの変化が追い易い指標を使う必要があります。

 私がFXを始めた当初選んだ指標はポリンジャーバンドでした。ポリンジャーバンドは移動平均線の発展型の指標で、チャート上では移動平均線の上下に2本づつ線が表示されます。移動平均線に近い上の線を+σ(プラスシグマ)ライン、下の線を−σ(マイナスシグマ)ラインと呼びます。また移動平均線から遠い上の線を+2σ(プラスツーシグマ)ライン、下の線を−2σ(マイナスツーシグマ)ラインと呼びます。ここで言うσとは値動きのばらつきを表す標準偏差のことです。

 各σラインの意味は、例えば5分足チャートで20本移動平均線を引いたとすると、過去100分間の5分足(全20本)の終値は平均値が移動平均線の値で、68%の確率で+σラインと−σラインに挟まれた範囲(バンド)に入っていたことを示しています。また95%の確率で+2σラインと−2σラインに挟まれたバンドに終値が入っていたことを示しています。したがって、+2σラインと−2σラインはそれぞれ値幅の天井、底の目安になるわけです。ですから、ローソク足が+2σラインに接近したり、突き抜けたら売りのサイン、逆に−2σラインに接近したり、突き抜けたりしたら押し目買いのサインとなります。

 以上がチャートの解説書に書かれている内容で、私はFX取引を始めて1ヶ月ほど経った辺りから、売買のタイミングを計るためにリアルタイムチャートにポリンジャーバンドを表示するようになりました。しかし、解説書に書かれているような見方でポリンジャーバンドを使っても、FXのデイトレードではうまく行かないことが次第にわかってきました。実際のFX取引では、頻繁に為替レートが2σラインを突破し、突破してから為替レートがぐんぐん上昇したり、下落することが多かったのです。

 どちらかと言うと、解説書に書かれていることの逆をやった方が儲かる感じでした。結局は2σラインに挟まれたバンドは過去の値幅の範囲を示しているに過ぎず、将来的な値幅の上限、下限を示すものでは無いということがわかってきたのです。

 解説書に書かれていることと矛盾する結果が出て、私は一時FX取引にポリンジャーバンドを使うのを止めようと思いました。しかしある日、1週間分の5分足チャートにポリジャーバンドを表示して眺めていて、重大なことに気づきました。バンド幅の変化が為替レートのトレンドの変化と密接に連動していることに気づいたのです。

 バンド幅の変化からトレンドをどのように見て、売買するかについては次回の記事で書こうと思います。

 今日はここまで。





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