前回のブログ記事ではFXを始めてから気づいた、時間帯と値動きの関係について書きました(前回のブログ記事「FX初心者が気づいた、取引に役立つポイント1」はこちら)。今回はブログ記事では、値動きに関連して、FXデイトレードをやらない方が良いケースについて書きたいと思います。
前回のブログ記事で、夕方から値動きが大きくなることが多いと書きましたが、いつもそうなると言うわけではありません。アメリカの重要材料発表前や数日続けてロンドン、NY市場でドルが上がり続けたり、逆に下がり続けたりした後は、市場の様子見ムードで為替レートが狭い値幅の膠着した変動になることがあります。
こういうときはFXのデイトレードはしない方が無難です。その理由は、膠着状態を抜けた後、為替レートが上昇に向かうのか、下落に向かうのかわからないからです。値動きが予測できない状態で、運任せでポジションを持っても1/2の確率で当たると思えば良いのかも知れませんが、膠着状態を抜けるまで不安を抱えたまま値動きを見続けるのは結構苦痛です。自分がFX取引する時間内に膠着状態を抜ける保証はありませんからね。下手をするとポジションを持ってから何時間も利益確定もロスカットもできない状態で、延々とチャートを監視するはめに陥ります(これは結構よくあります)。
また、こういう膠着状態の中でFX取引していると、値幅感覚が萎縮してしまう問題があります。5分足で小さい陽線や陰線が3本くらい続くと、膠着状態を抜けて上昇あるいは下落トレンドに変化したと錯覚してしまうのです。そしてポジションを持つとすぐに値動きが自分の予想と逆に動いてロスカットすることになります。膠着状態ではこういうことが何度もありますので、取引を続けているとロスカットの山を築いてしまいます。
膠着状態でも値幅50銭くらいのボックス相場なら取引のやりようはありますが、変動値幅が20銭くらいなると利益を出すは難しです。
FXでデイトレードするなら、できるだけトレンドがはっきりしているときだけポジションを持つようにしましょう。
今日はここまで。次回もこれまでに気づいたFXデイトレードのポイントを書きたいと思います。